ピーチクイーン（2001年生、母サリアシンゲキ）

ピーチクイーン（2001年3月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「桃＋女王（３月３日生まれで桃の節句にちなんで）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時9歳）と交配したサリアシンゲキが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）久保農場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方22戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2004年の3歳C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、久保農場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は402kg。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

8月2日、中2週で迎えた3戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月27日、中7週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

10月25日、中3週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

12月27日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、2歳C2（水沢ダート850m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェーピーフライトから1馬身半差の2着となった。

3歳（2004年）

1月2日、連闘で迎えた8戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のガンガンダンサーに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったミラクルレッグからアタマ差の2着に甘んじた。

4月19日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で葛山晃平騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた11戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月21日、中3週で迎えた13戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた14戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったハニーブーケから半馬身差の2着となった。

8月7日、中4週で迎えた15戦目は、小野寺純一騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（盛岡ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月18日、中3週で迎えた17戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったヴァルファーレから半馬身差の2着となった。

10月17日、中1週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月13日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月6日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月31日、中3週で迎えた22戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2005年）

1月9日、連闘で迎えた23戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 雪/不良）に出走。鞍上は小野寺純一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

4月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（6戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

4月17日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で葛山晃平騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5月14日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C2（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず11着に終わった。

5月23日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。