エンデュミオン（2017年生、母ヒラボクビジン）

エンデュミオン（2017年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する美男子。母名から連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時10歳）と交配したヒラボクビジンが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。2024年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)に勝利した他、2024年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,400万円（7万×200口）で一口馬主が募集された。

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月7日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。馬体重は450kg。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のラズルダズルに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2020年）

2月15日、中7週で迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた5戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

5月23日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの早苗賞（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったオールイズウェルに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月25日、中5週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの燕特別（新潟芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメラーキに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月23日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの阿賀野川特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したトータルソッカーにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月27日、中4週で迎えた10戦目は、3歳G2の神戸新聞杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（3戦1勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では詰めが甘くなり、6着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの鳴滝特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（4戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月22日、中3週で迎えた12戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4歳（2021年）

1月10日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの茶臼山高原特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が冴えず3着に敗れた。

7月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの駒ケ岳特別（函館芝2600m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

7月25日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの北海ハンデキャップ（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のモリノカンナチャンを半馬身振り切って勝利をモノにする

11月6日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのノベンバーステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

12月28日、中3週で迎えた19戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの立志ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

5歳（2022年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの飛鳥ステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は秋山真一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマニンサンパに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月3日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、4歳以上3勝クラスの美浦ステークス（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

5月15日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上3勝クラスの志摩ステークス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（7戦1勝）。8頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

6月11日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの桑名ステークス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のヴィアルークスに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

8月14日、中8週で迎えた24戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で秋山真一郎騎手（9戦2勝）。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

10月2日、中6週で迎えた25戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、ポートアイランドステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた26戦目は、カシオペアステークス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（10戦2勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月18日、中6週で迎えた27戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ディセンバーステークス（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に敗れた。

6歳（2023年）

1月5日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（中京芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（11戦2勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい15着に敗れた。

3月19日、中9週で迎えた29戦目は、名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（12戦2勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた30戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（13戦2勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた31戦目は、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（14戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に終わった。

7月2日、中6週で迎えた32戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、巴賞（函館芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

9月9日、中9週で迎えた33戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

9月30日、中2週で迎えた34戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、勝ったブリヨンカズマから2馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったスワヤンブナートから3馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中1週で迎えた36戦目は、水沼元輝騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドスケールに1馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7歳（2024年）

1月20日、中4週で迎えた37戦目は、小牧加矢太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 雨/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧加矢太騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のブリヨンカズマに7馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

3月30日、中3週で迎えた39戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた40戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は小牧加矢太騎手（2戦1勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったアスターディゴンからハナ差の2着に甘んじた。

7月27日、中2週で迎えた41戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月31日、中4週で迎えた42戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。