ブリヨンカズマ（2019年生、母スプレンダークラン）

ブリヨンカズマ（2019年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より+冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時21歳）と交配したスプレンダークランが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2024年の障害4歳以上オープン(障害4歳以上オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、雅苑興業によって6,480万円で落札された。

高柳大輔厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月18日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

11月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

12月5日、中1週で迎えた3戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3歳（2022年）

2月13日、中6週で迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のキングクーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月5日、中2週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

8月21日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

9月17日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

10月23日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

12月11日、中6週で迎えた10戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

4歳（2023年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

3月26日、中3週で迎えた12戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝2880m 雨/不良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月27日、中8週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアベックフォルスから8馬身差の2着となった。

9月3日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は蓑島靖典騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のエンデュミオンに2馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

12月2日、中8週で迎えた16戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蓑島靖典騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（2024年）

1月27日、中7週で迎えた17戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた18戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったエンデュミオンから7馬身差の2着となった。

4月27日、中7週で迎えた19戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。