キングクー（2019年生、母シュガーハート）

キングクー（2019年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父父名の一部+ハワイに伝わる戦いの神」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時11歳）と交配したシュガーハートが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はヤナガワ牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月16日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

1月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたブリヨンカズマ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月5日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

4月17日、中5週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

6月5日、中6週で迎えた6戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

7月10日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、シルバーブレッドに交わされて3馬身差の2着となった。

7月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったレディベルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（5戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

12月7日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から46kg増やして迎えた11戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマエマエに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2023年）

1月11日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサヨノハッピーに2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

2月2日、中2週で迎えた13戦目は、ノースポール賞（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のサヨノハッピーを3/4馬身振り切って断トツ人気に応えた。

3月18日、中5週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた15戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のフラップシグナスを3/4馬身振り切って優勝

5月23日、中5週で迎えた16戦目は、’23メトロポリタンメイカップ（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

7月30日、中9週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に終わった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月24日、約5か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの冬至特別（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田菜七子騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

5歳（2024年）

1月7日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田菜七子騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた20戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 小雨/不良）に出走。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

3月31日、中9週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（5戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、4着を確保した。

4月13日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上2勝クラスのラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。