カズモンレアーレ（2017年生、母ママアルパ）

カズモンレアーレ（2017年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋イタリア、シチリア州の都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時14歳）と交配したママアルパが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はタガミファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C1。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タガミファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、雅苑興業によって432万円で落札された。

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

6月15日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

7月21日、中4週で迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

12月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

3歳（2020年）

3月20日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた4戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

4月12日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5月23日、中5週で迎えた6戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

8月2日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は野中悠太郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。13着に終わった。

2020年8月5日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月1日、中8週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた8戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた9戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

12月1日、中4週で迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4歳（2021年）

1月12日、中5週で迎えた11戦目は、一般C3八九（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月12日、中7週で迎えた12戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、春の水沢競馬オープニング賞（水沢ダート850m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったマートルリースに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月21日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のハバネロを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月29日、連闘で迎えた14戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハガキノハナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、デルマヨタロウに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4月13日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原辰徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原辰徳騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のライズブロッサムをアタマ差振り切って制した。

5月25日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦2勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアンインジュリーを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

5月31日、連闘で迎えた20戦目は、一般B2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた21戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた22戦目は、一般B1（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（5戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた24戦目は、ありがとう八幡平マッシュルーム（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた25戦目は、メトロポリタン盛岡NEW WING賞（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原辰徳騎手（5戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（6戦3勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（7戦3勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた28戦目は、ユーカリ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（8戦3勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1四（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（9戦3勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2二（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（10戦3勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた31戦目は、一般B2三（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は菅原辰徳騎手（6戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた32戦目は、おかえり水沢競馬奥馬の会賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（11戦3勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

12月30日、中4週で迎えた33戦目は、一般B2三（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（12戦3勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5歳（2022年）

3月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた34戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（13戦3勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。