キネオボヌール（2011年生、母バニヤンゴスペル）

キネオボヌール（2011年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋幸福（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のオレハマッテルゼ（当時11歳）と交配したバニヤンゴスペルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はモトスファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方36戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年のゆうしG初孫誕生特別(一般C2-5)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、モトスファ-ムから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、ジャパンフードビジネスによって315万円で落札された。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2014年）

1月5日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた2戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて14着に敗れた。

4月27日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた4戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた5戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキネオスピリットに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月29日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3-3（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はヤマトと並んで2着同着となった。

7月5日、連闘で迎えた7戦目は、琢郎&千峰子結婚特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のロブストニケを半馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

7月13日、連闘で迎えた8戦目は、一般C3-4（高知ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のユキノシンシアに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月27日、中1週で迎えた9戦目は、君が渕特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた10戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、臼碆特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のオースミショウサンに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月7日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

9月15日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

10月5日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた15戦目は、下村瑠衣騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2-5（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で下村瑠衣騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた17戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（7戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた18戦目は、寅&妙結婚6周年特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた19戦目は、ゆうしG初孫誕生特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るパウロを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて5勝目を奪取した。

4歳（2015年）

1月1日、中1週で迎えた20戦目は、お年玉特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（9戦2勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に終わった。

1月11日、中0週で迎えた21戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は下村瑠衣騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

2月1日、連闘で迎えた23戦目は、松木厩舎がんばれ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は下村瑠衣騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

2月15日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月22日、連闘で迎えた25戦目は、雨水特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた26戦目は、木下智史特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月21日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で倉兼育康騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

4月11日、連闘で迎えた29戦目は、一般C2ロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は下村瑠衣騎手（4戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた30戦目は、一般C2-2（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた31戦目は、ななみちゃん特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（6戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

6月13日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、入梅特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた33戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、グリーンチャンネル賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた34戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、いて座特選（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中純騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

8月8日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

8月18日、中0週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた37戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた38戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は岩永千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた39戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。