アニマーダ（2017年生、母レディパッション）

アニマーダ（2017年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「威勢のよい(西)。何事にも粛々と進めてほしい」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時21歳）と交配したレディパッションが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はヒサイファーム。主な勝ち鞍は2019年のフレッシュチャレンジ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ヒサイファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって810万円で落札された。2歳のとき、グランデファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

7月18日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るネクサスエッジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンの安平町道の駅（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

8月27日、中3週で迎えた3戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのウィナーズチャレンジ4（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンの新そば収穫祭in浦臼特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は勢いを失って6着に終わった。

10月10日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の立山連峰賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトライエヴリシングに5馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のてまり菊特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のローズレイジングに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、2歳戦の中京競馬場で恐竜たちが大暴れ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったムスターファに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月22日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のマナホクレレに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月11日、中2週で迎えた9戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤原幹生騎手（4戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて3着に敗れた。

3歳（2020年）

1月1日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の新春ペガサスカップ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で藤原幹生騎手（5戦3勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた11戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

2月20日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦の雨水特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた13戦目は、3歳1勝クラスのさわらび賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤友則騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた14戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの雪うさぎ賞（福島芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6月28日、中9週で迎えた15戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

4歳（2021年）

1月10日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた16戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

4月11日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた17戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

7月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。14着に終わった。

10月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

5歳（2022年）

1月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4月23日、約3か月の休み明けで迎えた21戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。競走中止となった。

2022年4月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。