ワンダーラトラー（1991年生、母ラツキーマネーメーカー）

ワンダーラトラー（1991年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシリウスシンボリ（当時9歳）と交配したラツキーマネーメーカーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は安原実。戦績は、中央平地24戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

10月16日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したスターマンに半馬身届かず2着となった。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

11月13日、中1週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のソレイユビューティに2馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月11日、中3週で迎えた4戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のさざんか賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

3歳（1994年）

1月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下の白梅賞（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた8戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の梅花賞（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岸滋彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したガイドブックを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月5日、中1週で迎えた10戦目は、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

5月28日、中2週で迎えた15戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた17戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた18戦目は、4歳500万下のすいれん賞（中京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた19戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月21日、連闘で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月4日、中1週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

4歳（1995年）

3月5日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林徹弥騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。