ウェイヴァリー（2017年生、母イストワール）

ウェイヴァリー（2017年2月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「スコットランドの歴史小説名」。毛色は鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時8歳）と交配したイストワールが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

8月25日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は528kg。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったクレパトにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月14日、中8週で迎えた4戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

3歳（2020年）

1月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1900m 曇/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

4月18日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

5月3日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

6月28日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて18着に敗れた。

8月3日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦のアメジスト賞（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るボンヌシャンスを強烈な末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

10月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい7着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた12戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚が止まってしまい17着に終わった。

4歳（2021年）

2月21日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

3月21日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 小雨/不良）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のドーファンに2馬身半の差をつけて制した。

5月23日、中8週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの是政特別（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月20日、中3週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの鷹取特別（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

8月21日、中8週で迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの瀬波温泉特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

12月5日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月28日、中2週で迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。