アブソルートマック（2007年生、母ニットウコメット）

アブソルートマック（2007年2月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「完璧な＋父名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤマックス（当時8歳）と交配したニットウコメットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日東牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方6戦5勝。主な勝ち鞍は2011年の一般C2六。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

5月16日、デビュー戦は的場勇人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

9月26日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた3戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

11月6日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシエスタに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルモントビクターに7馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月12日、中2週で迎えた6戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で菅原勲騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のバトルダーウィンに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月26日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原勲騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて、最後は2着のアルセウスオーに3馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2011年）

1月8日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原勲騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のグレイトモーメントに6馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月19日、約5か月半の休養明けで迎えた9戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

5歳（2012年）

4月7日、約10か月の休養明けで迎えた10戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって16着に終わった。