シエスタ（2007年生、母クリムゾンクローバ）

シエスタ（2007年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「お昼寝（西）」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時10歳）と交配したクリムゾンクローバが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2三。

経歴

デビュー前

田中章博厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月21日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた2戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

7月10日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

9月25日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月6日、中5週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた6戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったアブソルートマックに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月13日、連闘で迎えた7戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、スターダンスに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

11月22日、連闘で迎えた8戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニシノラヴノットを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月27日、連闘で迎えた9戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月5日、連闘で迎えた10戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は村松学騎手（2戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のジョーエスケイプをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

12月25日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村松学騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のニコニコトートに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2011年）

1月3日、連闘で迎えた13戦目は、一関市大東大原水かけ祭りレース（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村松学騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシュガーレスボーイにハナ差届かず2着に甘んじた。

5月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた14戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、がんばろう松島（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったブリッジポートを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5月22日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2八（盛岡ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルクアヴァロンに6馬身の差をつけて優勝

6月6日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウインヘリオスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月20日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコスモマーシャルに9馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月4日、中1週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、門別町農業協同組合賞（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月11日、連闘で馬体重を前走から13kg絞って迎えた20戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったリュウノオパールに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のニホンピロボタンに5馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦3勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（9戦3勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（10戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

9月12日、連闘で迎えた25戦目は、ウニとアワビのいちご煮レース（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で村上忍騎手（11戦3勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。