ウインヘリオス（2006年生、母フィールドサンデー）

ウインヘリオス（2006年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話の太陽の神」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したフィールドサンデーが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）鳥井牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方38戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2009年の一般C2五。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額3,800万円（9.5万×400口）で一口馬主が募集された。

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月7日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は526kg。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

9月6日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で大外18番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

10月17日、中3週で迎えた6戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサマーピクシーに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月2日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のオウシュウスターを半馬身振り切って優勝

11月14日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、葉山めがね橋レース（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のガッツアップに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月22日、連闘で馬体重を前走から15kg絞って迎えた9戦目は、JA岩手ふるさとカレー杯（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サマーピクシーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスイートトークを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

12月13日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサニングダンディーに4馬身の差をつけて4勝目をマークした。

4歳（2010年）

1月11日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2三（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

3月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、花より団子より岩手競馬。賞（水沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月5日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（9戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、オウシュウシュガーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（10戦4勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた17戦目は、横手のうめもの選りすぐりレース（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で村上忍騎手（11戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

5月5日、中0週で迎えた18戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で村上忍騎手（12戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はダイショウルシアンと並んで2着同着となった。

5月23日、中2週で迎えた19戦目は、玉山区夏まつりレース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で村上忍騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

6月21日、中3週で迎えた20戦目は、釜石海山ときめき体験レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で村上忍騎手（14戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月5日、中1週で迎えた21戦目は、花巻まつりレース（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は16戦連続で村上忍騎手（15戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月9日、約3か月の休養明けで迎えた22戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、南部杯カウントダウン2（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた23戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、盛岡材木町「よ市」レース（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた24戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1七（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ベルモントダッシュに交わされて3馬身差の2着となった。

12月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月20日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1五（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

5歳（2011年）

1月9日、連闘で迎えた29戦目は、厳美渓レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（16戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5月16日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、がんばろう多賀城（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ラビットサプライズに交わされて2馬身差の2着となった。

5月23日、連闘で迎えた31戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

5月30日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（17戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、抜け出したニホンピロボタンを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

6月6日、連闘で迎えた33戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のシエスタに2馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月20日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた34戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（18戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（19戦4勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

8月1日、中4週で迎えた36戦目は、一般C2四（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（20戦4勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

8月8日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月29日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（3戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた39戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

9月25日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた42戦目は、がんばろう洋野（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（21戦4勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた43戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。