ニシノラヴノット（2007年生、母インラヴ）

ニシノラヴノット（2007年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋恋結び」。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したインラヴが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方10戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2七。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

5月9日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

7月18日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

9月4日、中6週で迎えた3戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はタレてしまい14着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた5戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のシエスタに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月11日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、サクラケルピーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月25日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十五（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のユキオーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2011年）

5月15日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、がんばろう女川（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（4戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた11戦目は、イーハトーブ音楽祭レース（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（6戦2勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（7戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたダンストンシリウス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（8戦2勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るミサワルートを豪快な末脚で3/4馬身差し切って3勝目を掴み取った。

7月31日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原俊吏騎手（9戦3勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。