ジョーエスケイプ（2007年生、母プレイリースモーク）

ジョーエスケイプ（2007年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋脱出」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したプレイリースモークが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方12戦1勝2着7回。主な勝ち鞍は2011年の一般C2十七。

経歴

デビュー前

1歳のとき、日高大洋牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、日高大洋牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、上田けい子によって1,050万円で落札された。

柴田光陽厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月7日、デビュー戦は鮫島良太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は442kg。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた2戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

3歳（2010年）

4月24日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

6月9日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のあやめ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた6戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず最後はアグネスラグタイムと並んで13着同着となった。

9月4日、中4週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた8戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったミラクルバレーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月16日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったチャーミーベルに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた11戦目は、JA岩手ふるさとうまくてご麺杯（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンバウンサーにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったシエスタをクビ差捉え切れず2着となった。

4歳（2011年）

5月14日、約5か月半の休み明けで迎えた13戦目は、がんばろう階上（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

5月21日、連闘で迎えた14戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったダンストンジールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2十七（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のリュウノオパールに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2十三（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

9月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、一般C2十五（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったコイノユメカナウに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊かなスタミナで最後まで止まることなく走り抜いたが、勝ったニシノカスケードにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。