チャーミーベル（2007年生、母コスミックベル）

チャーミーベル（2007年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ｃｈａｒｍｉｎｇ（愛嬌のある）からの造語＋母名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のメジロベイリー（当時9歳）と交配したコスミックベルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は一山育成牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方13戦1勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2十二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、一山育成牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、一山育成牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって84万円で落札された。

保田一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月26日、デビュー戦は武士沢友治騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中2週で迎えた2戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

4月11日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた7戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい16着に終わった。

7月25日、中8週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田大知騎手（4戦0勝）。17頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

8月29日、中4週で迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月2日、中4週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた10戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月10日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部英俊騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったユメノサキガケに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月16日、連闘で迎えた12戦目は、一般C2十二（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部英俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジョーエスケイプに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月23日、連闘で迎えた13戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で阿部英俊騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、アズマクロシオに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

10月31日、連闘で馬体重を前走から11kg増やして迎えた14戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部英俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では目覚ましい伸びを見せたが、パノラマトウショウに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月6日、連闘で迎えた15戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で阿部英俊騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ニシノサンダーに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月15日、連闘で迎えた16戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で阿部英俊騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で阿部英俊騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい4着に敗れた。

11月28日、連闘で迎えた18戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で阿部英俊騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャインオブロードに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で阿部英俊騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月19日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2五（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で阿部英俊騎手（10戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた21戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

4歳（2011年）

1月3日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部英俊騎手（11戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く4着に敗れた。