ユメノサキガケ（2007年生、母ジュビロレディ）

ユメノサキガケ（2007年2月2日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「夢の魁」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時12歳）と交配したジュビロレディが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方24戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の一般C2一。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、諸江幸祐によって3,780万円で落札された。

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月8日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き13着に敗れた。

3歳（2010年）

3月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月10日、中2週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた3戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

8月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走からさらに32kg減らして迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた5戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナスケンアゼリアをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

10月10日、中1週で迎えた6戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチャーミーベルに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

12月5日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

4歳（2011年）

5月14日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、がんばろう普代（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったブローザウインドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（6戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るヒビキクエストを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

6月12日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のアングレスをアタマ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月18日、中2週で迎えた15戦目は、もりおか映画祭2011レース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（9戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり4着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2十（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で菅原俊吏騎手（10戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で菅原俊吏騎手（11戦2勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

9月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で菅原俊吏騎手（12戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月10日、中4週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、がんばろう山田（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（13戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったディスボーイに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中4週で迎えた21戦目は、一般C1十（盛岡ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（14戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5歳（2012年）

1月8日、中4週で迎えた22戦目は、一般C1八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月14日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（16戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

4月30日、中1週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた24戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で菅原俊吏騎手（17戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた25戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原俊吏騎手（18戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月18日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で菅原俊吏騎手（19戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた27戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で菅原俊吏騎手（20戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミストビシマを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

9月1日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、たいゆう緑化園フェスタレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で菅原俊吏騎手（21戦3勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。