ミラクルバレー（2007年生、母シルバーバレーガール）

ミラクルバレー（2007年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「奇跡の谷」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時15歳）と交配したシルバーバレーガールが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方12戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2011年の「おはようモーニングとく戦」(一般C7)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

3月13日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた2戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

10月2日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、一般C2十八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のジョーエスケイプに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月17日、中1週で迎えた4戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のトウカイイーグルに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月15日、中3週で迎えた5戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のパノラマトウショウに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月28日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キタサンアイドルに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月11日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で斎藤雄一騎手（4戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シャインオブロードにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月27日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で斎藤雄一騎手（5戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったコンカオルデールにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2011年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で斎藤雄一騎手（6戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のトウカイイーグルに1馬身1/4の差をつけて4勝目を掴み取った。

1月22日、中1週で迎えた10戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のワールドウイングに4馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

2月5日、中1週で迎えた11戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のユノピカソに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

2月19日、中1週で迎えた12戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で野田誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドウイングから2馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、「午後のカフェとく戦」（福山ダート1250m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野田誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドウイングから2馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で迎えた14戦目は、「おはようモーニングとく戦」（福山ダート1250m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で野田誠騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のリッカブレーブに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。