オンヴァプリエ（2001年生、母オンヴァダンセ）

オンヴァプリエ（2001年4月30日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「祈祷　母名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時15歳）と交配したオンヴァダンセが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地21戦1勝2着3回、中央障害4戦0勝、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額5,000万円（125万×40口）で一口馬主が募集された。

中野隆良厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月21日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

3月20日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

5月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では圧巻の末脚を繰り出し、3着に入った。

6月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、オーディンズアイに3/4馬身交わされて2着となった。

8月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ヴィルテュオーズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

8月21日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、パワークレストにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月11日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエンドレスロードを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月19日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

4歳（2005年）

1月23日、中4週で迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

3月12日、中6週で迎えた13戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

4月30日、中3週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

6月12日、中5週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。17頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

7月30日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は村田一誠騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

5歳（2006年）

1月29日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

3月4日、中4週で迎えた19戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（6戦1勝）。15頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

10月21日、約6か月半の休養明けで迎えた21戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート2100m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

12月9日、中6週で迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（2007年）

2月3日、中7週で迎えた23戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた24戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた25戦目は、菊池憲太騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた26戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、六角川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた27戦目は、周防灘特別（佐賀ダート1750m 小雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るベルチャイムを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

8月4日、約3か月の休養明けで迎えた28戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、大村湾特別（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。