カムアウトロール（2019年生、母ラッキーダイス）

Come Out Roll

2019.03.21

カムアウトロール（2019年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「サイコロを使ったカジノゲームで、最初の一投目のこと。母名から連想」。毛色は栗毛。種牡馬のバゴ（当時18歳）と交配したラッキーダイスが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は三村 卓也。主な勝ち鞍は2022年の一般C27。

経歴

デビュー前

辻野泰之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

6月25日、デビュー戦は松本大輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は424kg。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

2022年9月7日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月5日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C27（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエレガントラウルを次元の違う末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月2日、中3週で迎えた5戦目は、C25組（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のスマイルサキに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

2月1日、中3週で迎えた6戦目は、矢田川特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ホープインザダークに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月16日、中5週で迎えた7戦目は、一般C12（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったアカサカココアに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月12日、中3週で迎えた8戦目は、ナリタBD記念（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファットーラモーレに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

5月5日、中2週で迎えた9戦目は、恋路ヶ浜特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

デビュー前

井手上慎一厩舎（愛知）へ入厩。

6月15日、中5週で迎えた10戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岡部誠騎手（6戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて難なく抜け出し、最後は2着のドリームウォリアーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

10月20日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた11戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、のりつぐ君 誕生80周年記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったウインプリームスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中1週で迎えた12戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

12月1日、中3週で馬体重を前走からさらに13kg減らして迎えた13戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

5歳（2024年）

2月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマライアガーネットに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月15日、中3週で迎えた15戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、本宮山特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた17戦目は、恋路ヶ浜特別（名古屋ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（11戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったジナに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。