ファットーラモーレ（2019年生、母ヴェリタラブ）

ファットーラモーレ（2019年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の『ファクター』と母名の『ラブ』のイタリア語表記。愛の要素」。毛色は鹿毛。種牡馬のザファクター（当時11歳）と交配したヴェリタラブが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は有限会社石川牧場。主な勝ち鞍は2022年の札幌馬主協会来場記念(一般C26)。

経歴

デビュー前

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2022年）

3月5日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではいい脚を見せられず16着に終わった。

7月17日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた3戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

2022年8月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月30日、中4週で迎えた5戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のミヤジヒロキ大逃げ記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた6戦目は、一般C29（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウベレーに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

10月24日、中1週で迎えた7戦目は、いつも身近にお馬さん記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山真一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

11月8日、中1週で迎えた8戦目は、愛くん御聖誕記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸山真一騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた9戦目は、札幌馬主協会来場記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で丸山真一騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るアスターデカゴンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2023年）

1月2日、中5週で迎えた10戦目は、松島記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸山真一騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた11戦目は、多度大社神馬会錦山号賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で丸山真一騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、ジャドブッファンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月1日、中1週で迎えた12戦目は、一般C21（名古屋ダート920m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸山真一騎手（7戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

2月15日、中1週で迎えた13戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったレッドバンディエラを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般C18（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は丸山真一騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったギムオブスターズにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、一般C12（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた16戦目は、ナリタBD記念（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったカムアウトロールに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

4月21日、連闘で迎えた17戦目は、一般C11（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったストームサージに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C9（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したハクサンゴールドにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5月19日、中1週で迎えた19戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、夢際まある誕生祭#ずっと青春（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセイエクシードに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

デビュー前

坂口義幸厩舎（愛知）へ入厩。

6月16日、中3週で迎えた20戦目は、一般C5（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（5戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた21戦目は、ぶっち生誕半世紀in名競記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（6戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のレセダに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

8月8日、中2週で迎えた22戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、しし座特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた23戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた24戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のピボットに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月3日、連闘で迎えた25戦目は、シェダル特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた26戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

5歳（2024年）

4月12日、約5か月半の休み明けで迎えた27戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた28戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（9戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクリノヴィーナス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。