セレスエンブレム（2002年生、母Decorated Empress）

セレスエンブレム（2002年3月12日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋紋章、象徴」。毛色は栗毛。種牡馬のBelong to Me（当時13歳）と交配したDecorated Empressが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦3勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

1月16日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は506kg。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のバルタバスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月6日、中2週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のアンジェロファニーに1馬身3/4の差をつけて2勝目を獲得した。

3月13日、中4週で迎えた3戦目は、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい14着に敗れた。

4月9日、中3週で迎えた4戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた6戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた7戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月30日、約4か月半の休養明けで迎えた8戦目は、D.ボニヤ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のスナークファルコンを半馬身振り切って久々の実戦を物にした。

11月27日、中3週で迎えた9戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた10戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のアクアルミナスステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。