第23回 ニュージーランドトロフィー (G2)

レース展開

ディープサマーが先陣を切る展開、その半馬身後ろに続くアグネスジェダイ

ディープサマーが果敢に端をきり、僅かなリードで馬群を引っ張っていく。2番手にアグネスジェダイが続く。そのすぐ後ろ、ピカレスクコートとフサイチアンテウスが3番手の好位につける。先団後ろのポジションに付けたのはイヤダイヤダ。その1馬身後ろ、セレスエンブレム、ミスターケビン、セイウンプレジャー、モエレフェニックスらは中団やや前。マルターズビクターは中団馬群の真ん中あたりを追走。セイウンニムカウ、マチカネオーラ、インプレッション、チアフルワールドらは中団後方の位置。どん尻にマイネルハーティーとスプリットメイドがいる隊列で最初のコーナーを通過。

ニュージーランドT、マイネルハーティーが途轍もない決め脚を爆発させて他馬を黙らせる

先頭はアグネスジェダイでリードは体半分。2番手にディープサマーとピカレスクコートが続く。そのあと、セレスエンブレム、マルターズビクター、フサイチアンテウス、イヤダイヤダらが4番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入り、4番手から抜け出したのはイヤダイヤダ。そのまま押し切るかに見えたが、後方2番手にいた2番人気のマイネルハーティーが次元の違う末脚を炸裂させ前にいた14頭をごぼう抜きし、最後は後続に1馬身1/4の差をつけて勝利を掴んだ。2着には、4番手の位置からシャープな伸び脚で驀進したイヤダイヤダが続き、2着とクビ差の3着には、中団後方の位置から鮮やかな末脚を繰り出したインプレッションが入った。そこから1馬身1/4遅れた4着には、2番手で直線を迎えたピカレスクコートが入線、さらに3/4馬身の5着には、途中から先頭に立ったアグネスジェダイが食い込んだ。1番人気のミスターケビンは中団後方にいたが失速して15着に敗れた。