スプリットメイド（2002年生、母メグミガバナー）

スプリットメイド（2002年5月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ボウリングでスプリットをカバーすること」。毛色は栗毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時13歳）と交配したメグミガバナーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は安田豊重。戦績は、中央平地12戦1勝、地方13戦4勝。2004年のエーデルワイス賞(牝G3)で4着に入った他、2004年のイノセントカップ(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田部和則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

6月30日、デビュー戦は千葉津代士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は456kg。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のチョイスに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月20日、中2週で迎えた2戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳（旭川ダート1000m 雨/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアドマイヤベガ賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は千葉津代士騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。最後は、2着のピースオブラヴに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で千葉津代士騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエイダイサンデーに5馬身の差をつけて3勝目を手にした。

9月15日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で千葉津代士騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で千葉津代士騎手（5戦3勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着に入った。

11月27日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた9戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

3歳（2005年）

1月8日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のナチュラルメイクをクビ差振り切って4勝目を獲得した。

4月9日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

5月15日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

6月18日、中4週で迎えた13戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた16戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

9月24日、中4週で迎えた17戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

10月16日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた19戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

4歳（2006年）

1月11日、中8週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた20戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の初春特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

3月9日、中7週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の一般B2 B3（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた22戦目は、佐藤隆騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の爽春特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のナイキコランダムを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

5月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、さざなみスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。5頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい3着に敗れた。

5月26日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、プレセペ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤祐樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

6月15日、中2週で迎えた25戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、ファンシーレイン特別（船橋ダート1700m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に敗れた。