ウェルカムワゴン（2012年生、母ウエストバイノースウエスト）

ウェルカムワゴン（2012年2月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「新しく来た人を歓迎する行事」。毛色は栗毛。種牡馬のタイキシャトル（当時18歳）と交配したウエストバイノースウエストが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。主な勝ち鞍は2017年のチューリップ賞(一般C2 牝)。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

12月28日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

3歳（2015年）

1月25日、中3週で迎えた2戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

7月5日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4歳（2016年）

1月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた6戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、県ブランド認定船橋スズキカップ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3十十一（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた8戦目は、F.ボッサ騎手を鞍上に迎えて、一般C3十十一（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアーミーバローズに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月30日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のロープアドープをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月15日、中1週で迎えた10戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2十二十三（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず3着に敗れた。

6月2日、中3週で迎えた12戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた13戦目は、生ビールDE乾杯!ハートビールナイター賞（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月7日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサーブルデエースをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

7月22日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

8月9日、中2週で迎えた16戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた18戦目は、林謙佑騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月28日、中2週で迎えた19戦目は、10月22日船橋競馬ふれあい広場開催記念（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したケンシベリーノを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた20戦目は、JA高崎ハム賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2五六（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月6日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で林謙佑騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のカティサンダを3/4馬身振り切って3勝目を手に入れた。

5歳（2017年）

1月11日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、ふなばし海苔ノリ杯（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で林謙佑騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

1月30日、中2週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた24戦目は、山田修一生誕60周年祝還暦記念（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

2月7日、連闘で迎えた25戦目は、違法薬物は「ダメ。ゼッタイ。」杯（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は林謙佑騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた26戦目は、ゆうパークおごせ賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた27戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月6日、中2週で迎えた28戦目は、江川伸幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のチューリップ賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るアクトナチュラリーを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って優勝

5月4日、中3週で迎えた29戦目は、一般C1三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた30戦目は、一般C1五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

6月22日、連闘で迎えた31戦目は、一般C1四五（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で江川伸幸騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定戦のカスミソウ賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で江川伸幸騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた34戦目は、ばん馬キング号船橋競馬場来場記念（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は江川伸幸騎手（5戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた35戦目は、西瓜特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（7戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた37戦目は、石川駿介騎手を鞍上に迎えて、時そば賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた38戦目は、りんどう特別（浦和ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

11月3日、中2週で馬体重を前走からさらに21kg減らして迎えた39戦目は、SPAT4プレミアムポイント賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

11月17日、中1週で馬体重を前走からさらに15kg減らして迎えた40戦目は、一般C1七八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川駿介騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。