ワンダースアダーオ（2017年生、母ワンダーフウラン）

ワンダースアダーオ（2017年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋豹（タイ語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時18歳）と交配したワンダーフウランが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は藤春修二。主な勝ち鞍は2020年の一般C2三。

経歴

デビュー前

森田直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

11月23日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3歳（2020年）

1月5日、中5週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

2月29日、中7週で迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

4月26日、中7週で迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

5月2日、連闘で迎えた5戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月13日、中5週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

8月15日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月5日、連闘で迎えた9戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

2020年9月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月26日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大坪慎騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大坪慎騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のサンシャインキッドをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で大坪慎騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

12月29日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大坪慎騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2021年）

3月12日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた15戦目は、一般B2（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で大坪慎騎手（5戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

4月4日、中2週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた16戦目は、一般B2四（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で大坪慎騎手（6戦1勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた17戦目は、一般B2（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で大坪慎騎手（7戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般B2（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で大坪慎騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた19戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で大坪慎騎手（9戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で大坪慎騎手（10戦1勝）。7頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

8月10日、中6週で迎えた21戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で大坪慎騎手（11戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、コスモドームに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2（盛岡ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で大坪慎騎手（12戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ライブスターに半馬身交わされて2着に敗北した。

5歳（2022年）

3月29日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から26kg減らして迎えた23戦目は、一般C1（水沢ダート850m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で大坪慎騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた24戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で大坪慎騎手（14戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で大坪慎騎手（15戦1勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1（水沢ダート850m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で大坪慎騎手（16戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2（水沢ダート850m 雨/稍重）に出走。鞍上は18戦連続で大坪慎騎手（17戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。