トップアーチ（2003年生、母ナイスコウジン）

トップアーチ（2003年5月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋アーチ」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時8歳）と交配したナイスコウジンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回、中央障害5戦0勝。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月17日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

3歳（2006年）

1月22日、中4週で迎えた2戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた3戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた4戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた5戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエステームシチーにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

4月9日、中1週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のエイシンハテンコーをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

4月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のゼンノジュウシンに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

6月4日、中5週で迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳1000万下のあじさいステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた10戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の糺の森特別（京都ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

10月28日、約4か月の休養明けで迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい9着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚が残っておらず15着に終わった。

12月16日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月14日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた15戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。

3月18日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の遠州灘特別（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

4月15日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で竹之下智昭騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

5月26日、中5週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 晴/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で竹之下智昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

7月7日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた19戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のマルブツバンダリーをクビ差振り切って3勝目を挙げた。

5歳（2008年）

3月29日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた20戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

4月20日、中2週で迎えた21戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。10着に敗れた。