クリノダイマオー（2002年生、母アリーズデライト）

クリノダイマオー（2002年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大魔王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエルコンドルパサー（当時7歳）と交配したアリーズデライトが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦1勝2着1回、中央障害13戦1勝、地方6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月12日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は514kg。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月20日、中9週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の氷ノ山特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

7月10日、中7週で迎えた4戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月7日、中3週で迎えた5戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月11日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったタガノスナイパーに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月8日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた8戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のエムジェイレコードに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月5日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

4歳（2006年）

2月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったドリームアリダーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

3月21日、中2週で迎えた11戦目は、江古田特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた12戦目は、りょうけん座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエムジェイレコードを鬼脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

8月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のエイワンタッチを半馬身振り切って3勝目をマークした。

10月1日、中7週で迎えた14戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の利根川特別（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の赤富士特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月5日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の甲斐路特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5歳（2007年）

2月18日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

2月24日、連闘で迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた19戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた20戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の飯坂温泉特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に終わった。

5月12日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の是政特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

10月20日、約5か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月27日、連闘で迎えた23戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

12月16日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2008年）

5月25日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた25戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 曇/重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月19日、中7週で迎えた26戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

8月3日、中1週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で水出大介騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。最後は、2着のツルガオカハヤテに半馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

9月6日、中1週で迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水出大介騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（中山障害芝3210m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水出大介騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。

11月1日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で水出大介騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月15日、中1週で迎えた32戦目は、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で水出大介騎手（6戦1勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。14着に終わった。

12月13日、中3週で迎えた33戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

7歳（2009年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた34戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月17日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた35戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた36戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた37戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた39戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた41戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた42戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伊勢佐木特別（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。