ファストソニック（2004年生、母ファストマダム）

ファストソニック（2004年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のフサイチソニック（当時7歳）と交配したファストマダムが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大野牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着1回、中央障害20戦1勝、地方1戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の障害3歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

7月16日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。17頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したメイクユーハッピーを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、5着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた7戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

3歳（2007年）

3月4日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

3月25日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で塚田祥雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

5月5日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着に入った。

5月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資のガッツでゴールまで力戦し、3着に入った。

6月16日、中3週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦のターコイズ賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネルオークベイを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月12日、中3週で迎えた14戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、6着に終わった。

9月9日、中3週で迎えた15戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

10月13日、中4週で迎えた16戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

11月23日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

12月16日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で石神深一騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2008年）

6月29日、約6か月半の休養明けで迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神深一騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた20戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石神深一騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月28日、中8週で迎えた21戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のトミケンクラージュに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月1日、中4週で迎えた22戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月6日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた23戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月28日、中2週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（1戦1勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。4着を確保した。

5歳（2009年）

2月1日、中4週で迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月8日、中4週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は石神深一騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は浜野谷憲尚騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。11着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3285m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月2日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜野谷憲尚騎手（5戦1勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

9月6日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜野谷憲尚騎手（6戦1勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6歳（2010年）

1月16日、約4か月半の休み明けで迎えた31戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3190m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で浜野谷憲尚騎手（7戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。11着に終わった。

2月6日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた32戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で浜野谷憲尚騎手（8戦1勝）。14頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月7日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は7戦連続で浜野谷憲尚騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月2日、中7週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で浜野谷憲尚騎手（10戦1勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月10日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた35戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3380m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で浜野谷憲尚騎手（11戦1勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は石神深一騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。