トミケンクラージュ（2004年生、母ホットスポット）

トミケンクラージュ（2004年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勇敢な（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のティンバーカントリー（当時12歳）と交配したホットスポットが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は榊原敏明。戦績は、中央平地5戦0勝、中央障害9戦0勝2着3回、地方5戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳C3。

経歴

デビュー前

1歳のとき、榊原敏明から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、富樫賢二によって1,050万円で落札された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

11月11日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 雨/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

3歳（2007年）

1月7日、中7週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

3月27日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフォーチュネイト菜の花特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

5月3日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた5戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のミヤビツヨシオーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

5月20日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコスモカンチュを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原勲騎手（2戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフウハクを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中7週で迎えた8戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

10月8日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

11月7日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、安房峠特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4歳（2008年）

1月13日、中9週で馬体重を前走からさらに26kg増やして迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月22日、中9週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルクギャロップから5馬身差の2着となった。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月3日、中3週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月28日、約5か月の休養明けで迎えた15戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったファストソニックから5馬身差の2着となった。

10月12日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（2009年）

4月25日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨシカツゾーから9馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中8週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宗像徹騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。