マイティチアー（2006年生、母モントレゾール）

マイティチアー（2006年3月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「鳴りやまぬ歓声」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時8歳）と交配したモントレゾールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は（有）市川牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方26戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年のひだか応援隊h-keiba.net賞(一般C2-3)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額1,200万円（6万×200口）で一口馬主が募集された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

4月4日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

8月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月12日、中4週で迎えた3戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、一般D1-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月27日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、JAみついし特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木国明騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた6戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D1-1（門別ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

11月17日、連闘で迎えた7戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、アポイ岳アポイアザミ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。

4歳（2010年）

6月30日、約7か月半の休み明けで迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、応援ビヤパーティーAiba浦河賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスズカランクスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3-2（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3-2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた11戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、リードを2馬身以上保って、で一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビービーアルセウスに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月24日、中2週で迎えた12戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた13戦目は、ひだか応援隊h-keiba.net賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のマイネヴィッキーに1馬身半の差をつけて制した。

9月28日、中2週で迎えた14戦目は、元浦川特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた15戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、アサクサデンエン賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた16戦目は、ホッカイドウ競馬三石ファンクラブ1（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた17戦目は、北海道競馬記者クラブ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5歳（2011年）

5月5日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、サッポロビール特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（7戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた19戦目は、アヤメ特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（8戦2勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい10着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた20戦目は、タイム特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（9戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた21戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木国明騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた22戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた23戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月4日、中3週で馬体重を前走から23kg減らして迎えた24戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

9月10日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2イ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮川浩一騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

9月16日、連闘で迎えた26戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、一般C2-7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。5頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のプレストンスワンに1馬身半の差をつけて3勝目をゲットした。

10月15日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は宮川浩一騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた28戦目は、一般C3ヘ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川浩一騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた29戦目は、黒潮町潮風キルト特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川浩一騎手（4戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。