スズカランクス（2007年生、母ヘネシースズカ）

スズカランクス（2007年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラスカルスズカ（当時11歳）と交配したヘネシースズカが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、地方32戦16勝2着7回。2011年の道営スプリント(地方重賞)で2着に入った他、2015年の名古屋記念(ハンデ地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2010年）

4月29日、デビュー戦は岩橋勇二騎手を鞍上に据えて、3歳（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は514kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

5月13日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳（門別ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアイチャンストックに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月17日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、3歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジンライムに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月30日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、応援ビヤパーティーAiba浦河賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイティチアーに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月20日、中2週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、優駿浪漫街道賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のオンワードリーベに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月17日、中3週で迎えた6戦目は、JAバンク北海道ちょきんぎょ特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したクラカンパネラにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月31日、中1週で迎えた7戦目は、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るオペラパシコムを半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

9月14日、中1週で迎えた8戦目は、ふるさと日高応援特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマキチャンに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月5日、中2週で迎えた9戦目は、応援ビヤパーティーAiba浦河特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（4戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のデンヒルダンスをハナ差振り切って断トツの支持に応えた。

4歳（2011年）

4月29日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニットウエジョンに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月19日、中2週で迎えた11戦目は、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた12戦目は、JA門別馬舞米特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タイセイアドミラルにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、グランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた14戦目は、アポイの火まつりビアガーデン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタマキチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月9日、中2週で迎えた15戦目は、マイネルラヴ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（4戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトウショウヒーローを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月6日、中3週で迎えた16戦目は、十勝軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（5戦3勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマッハタイザンに2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月6日、中3週で迎えた17戦目は、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（4戦3勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたパフォーマンス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

10月19日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の日胆農協青年部“絆”特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマッハタイザンに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

7歳（2014年）

4月24日、約30か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、福寿草特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（7戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

5月6日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた20戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

5月28日、中2週で迎えた21戦目は、ミランダ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（5戦4勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた22戦目は、夏椿特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（6戦4勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

8月14日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、キレートレモン特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ビービーキャンディに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月28日、中1週で迎えた24戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、新ひだか町特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ニシノエルドラドに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた25戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別2（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた26戦目は、北海道米「ゆめぴりか」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のデルマボサツを3/4馬身振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月23日、中1週で迎えた27戦目は、つぼ八特別2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（8戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のバンブーバッジョに2馬身の差をつけて優勝

11月12日、中2週で迎えた28戦目は、室蘭工場夜景賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（9戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のエーシンラピッドに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

8歳（2015年）

1月3日、中6週で迎えた29戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1400m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、サイモンロードに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月15日、中1週で迎えた30戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、まんさく特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラヴィドールに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

2月25日、中5週で迎えた31戦目は、ノースポール特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ゴールドピューマにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

3月31日、中4週で迎えた32戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュノ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて10着に敗れた。