タマキチャン（2006年生、母リタンオブハピネス）

タマキチャン（2006年4月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「家族名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したリタンオブハピネスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）王蔵牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方37戦5勝2着12回。2009年の獅子座特別で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、王蔵牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

北川数男厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2008年）

8月6日、デビュー戦は斉藤正弘騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月21日、中1週で迎えた2戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月25日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のウォッチワードワンに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月29日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、2歳戦のファスリエフ賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったニットウクララにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のストーミングホーム賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したフジノトップガンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3歳（2009年）

2月28日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、荻野要騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

5月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳オープンの獅子座特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に敗れた。

6月25日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のフロイラインカップ（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月15日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアンディーフロイデに4馬身の差をつけて2勝目を収める

11月19日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 雪/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4歳（2010年）

4月28日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、「門別温泉とねっこの湯」特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、プレザントシーズンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた12戦目は、静内二十間道路特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（9戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったスティッチにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中1週で迎えた13戦目は、マイネルセレクト賞（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で岩橋勇二騎手（10戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケーティングクインに4馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

6月17日、中2週で迎えた14戦目は、Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で岩橋勇二騎手（11戦3勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

7月7日、中2週で迎えた15戦目は、サッポロスーパークリア特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で岩橋勇二騎手（12戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったマキノルーチェに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた16戦目は、ティコ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で岩橋勇二騎手（13戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月14日、中7週で迎えた17戦目は、ふるさと日高応援特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で岩橋勇二騎手（14戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったスズカランクスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた18戦目は、様似アポイ山荘特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で岩橋勇二騎手（15戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ケイエスジャパンに半馬身交わされて2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた19戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、シルバーサドル賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、タイガースラムに交わされて6馬身差の2着となった。

10月27日、中1週で迎えた20戦目は、室蘭地区トラック協会沙流川支部特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（16戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のキングオブタップに1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月16日、中2週で迎えた21戦目は、優駿の里北海道安平町雪だるま特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は斉藤正弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、タイガースラムに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5歳（2011年）

4月29日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、ノーザンホースパーク特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（17戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた23戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（18戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では僅かずつ前との差を詰めて、最後は2着のジャズロックを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

6月23日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、ホクレンえん麦特別（門別ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩橋勇二騎手（19戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

7月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、アドマイヤマックス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岩橋勇二騎手（20戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた26戦目は、アポイの火まつりビアガーデン特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩橋勇二騎手（21戦5勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、スズカランクスに交わされて4馬身差の2着となった。

8月4日、中1週で迎えた27戦目は、トワイニング賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩橋勇二騎手（22戦5勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい7着に敗れた。

9月1日、中3週で迎えた28戦目は、レコードな町新冠開町130年記念特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩橋勇二騎手（23戦5勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた29戦目は、Aiba琴似開設2周年記念特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で岩橋勇二騎手（24戦5勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着に入った。

9月28日、中1週で迎えた30戦目は、オレハマッテルゼ賞（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で岩橋勇二騎手（25戦5勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したメトログリペンを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月12日、中1週で迎えた31戦目は、蘭越町おいしいらんこし米特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で岩橋勇二騎手（26戦5勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた32戦目は、JA富川ルシナ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で岩橋勇二騎手（27戦5勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた33戦目は、シトリン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で岩橋勇二騎手（28戦5勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、逃げるオンワードシュネルに半馬身届かず2着となった。

6歳（2012年）

6月19日、約7か月の休養明けで迎えた34戦目は、花菖蒲特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で岩橋勇二騎手（29戦5勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた35戦目は、グランシャリオ門別スプリント（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で岩橋勇二騎手（30戦5勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた36戦目は、四季彩まつり・かみふらのポーク特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で岩橋勇二騎手（31戦5勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた37戦目は、メジロベイリー賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で岩橋勇二騎手（32戦5勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月11日、中5週で迎えた38戦目は、2012千歳インディアン水車まつり特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で岩橋勇二騎手（33戦5勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。