プレザントシーズン（2003年生、母Mountains of Mist）

プレザントシーズン（2003年4月25日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「心地よい季節」。毛色は鹿毛。種牡馬のDesert Prince（当時8歳）と交配したMountains of Mistが12歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回、地方17戦5勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の全道Aiba祭特別(一般B2-2)。

経歴

デビュー前

広尾サラブレッド倶楽部にて総額4,200万円（8.4万×500口）で一口馬主が募集された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月18日、デビュー戦は吉原寛人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったアエローザにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5月27日、中9週で迎えた2戦目は、G.ボス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

7月8日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

6歳（2009年）

6月11日、約35か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに22kg増やして迎えた4戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、妹背牛温泉ペペル特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた5戦目は、フサイチコンコルド賞（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では弾けるように急駛したが、ファイアーアップに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、ペルセウス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ファイアーアップに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月22日、中1週で迎えた7戦目は、サムライハート賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、メイショウサンデーにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

8月25日、中4週で迎えた8戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、トワイニング賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

7歳（2010年）

4月28日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、「門別温泉とねっこの湯」特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタマキチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、エゾヤマザクラ特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニットウプラリーネに2馬身の差をつけて1番人気に応えた。

6月1日、中2週で迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、フェクダ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のデンヒルダンスに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月16日、中1週で迎えた12戦目は、ケフェウス特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたルプソワール決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、雪印ストリングチーズ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したフジノトップガンにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月13日、中1週で迎えた14戦目は、全道Aiba祭特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のメジャーテーストに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月26日、中5週で迎えた15戦目は、つぼ八特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた16戦目は、室蘭夜景特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったスキヤネンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

10月7日、中1週で迎えた17戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の道営スプリント（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

8歳（2011年）

4月29日、約7か月の休養明けで迎えた18戦目は、日高町水道協会特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシップウドトウに2馬身の差をつけて休み明け初戦をモノにした。

5月19日、中2週で迎えた19戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のエトワール賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

6月7日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、HOKKAIDO競馬缶発売記念特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦3勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。