マキノルーチェ（2007年生、母ショウハイワイン）

マキノルーチェ（2007年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋光（伊）」。毛色は栗毛。種牡馬のスターリングローズ（当時10歳）と交配したショウハイワインが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大城康伸。戦績は、中央平地2戦0勝、地方27戦11勝2着1回。2010年の立夏特別に勝利した他、2011年の鵡川ししゃも特別(一般)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大城康伸から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。13歳のとき、アサヒ牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

牛房榮吉厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2009年）

8月7日、デビュー戦は高橋哲也騎手を鞍上に据えて、2歳（浦和ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は421kg。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミネノマサカに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月9日、中4週で迎えた2戦目は、2歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋哲也騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦のフレッシュハーモニー特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋哲也騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

3歳（2010年）

4月29日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた4戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた5戦目は、3歳オープンの立夏特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメジャーテーストに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月9日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のフェルカド特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

6月24日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のフロイラインカップ（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた8戦目は、サッポロスーパークリア特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタマキチャンに6馬身の差をつけて優勝

7月27日、中2週で迎えた9戦目は、プルート特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で服部茂史騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンキストダンサーに8馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

8月22日、中3週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上500万下のインディアトロフィー（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は7戦連続で服部茂史騎手（6戦3勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

9月18日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた11戦目は、3歳以上500万下の朝里川特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で服部茂史騎手（7戦3勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

4歳（2011年）

7月19日、約10か月の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた12戦目は、メイショウボーラー賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で服部茂史騎手（8戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のウォーターショットに1馬身半の差をつけて久方ぶりの実戦をモノにした。

8月4日、中1週で迎えた13戦目は、トワイニング賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で服部茂史騎手（9戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強い精神力で最後まで踏ん張ったが、シセイアスカに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた14戦目は、向日葵特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で服部茂史騎手（10戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスティッチに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月22日、中4週で迎えた15戦目は、優駿の里「安平町チーズ」特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で服部茂史騎手（11戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた16戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、北海道日高装蹄師会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた17戦目は、浜菊特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（12戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた18戦目は、鵡川ししゃも特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（13戦5勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

11月17日、中1週で迎えた19戦目は、浦河ウエリントンファイナルカップ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（14戦5勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5歳（2012年）

1月18日、中8週で迎えた20戦目は、一般C2十十一（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（15戦5勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月15日、中3週で迎えた21戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のアビンニャーに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3月6日、中2週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C1七 C2三（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシャコーゴールドに1馬身3/4の差をつけて断トツの支持に応えた。

3月30日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のビッグガリバーに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月17日、中2週で迎えた24戦目は、夜桜特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦2勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のコールジャックをアタマ差振り切って破竹の4連勝を決めた。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

9月4日、中7週で迎えた26戦目は、夕刊フジ杯（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のエンドスターに2馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

6歳（2013年）

2月18日、約5か月半の休養明けで迎えた27戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、春雷特別（大井ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

3月24日、中4週で迎えた28戦目は、八丈富士賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた29戦目は、ニュー・トゥインクルジャックポット賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干速いペースで一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。