イタリアンホワイト（2014年生、母リリウム）

イタリアンホワイト（2014年1月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「白いひまわりの品種名」。毛色は芦毛。種牡馬のステイゴールド（当時20歳）と交配したリリウムが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2017年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月3日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 雨/良）に出走。馬体重は492kg。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

8月20日、中6週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

11月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から22kg戻して迎えた3戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3歳（2017年）

2月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4月23日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

5月20日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったメイショウグロッケにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（3戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のサルダーナに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月27日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

9月17日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の汐留特別（中山芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月12日、中7週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るリリックドラマを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて2勝目をマークした。

12月16日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

4歳（2018年）

1月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

5月13日、約4か月の休養明けで迎えた13戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月17日、中4週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたウラヌスチャーム決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月26日、中9週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月6日、中5週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

11月11日、中4週で迎えた17戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

5歳（2019年）

2月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラスの栗子特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

9月14日、中7週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（5戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

10月26日、中5週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は石川裕紀人騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

11月30日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。