ワンモアブイサイン（1996年生、母マイベルシルバー）

ワンモアブイサイン（1996年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のメジロパーマー（当時9歳）と交配したマイベルシルバーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は片岡博。戦績は、中央平地6戦0勝、地方11戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、片岡博から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

鷹尾雄治厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1998年）

5月24日、デビュー戦は桑野等騎手を鞍上に据えて、3歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は445kg。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のパールグローリに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から47kg増やして迎えた2戦目は、3歳（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアルティマクイーンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

12月20日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で桑野等騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

3歳（1999年）

1月10日、中2週で迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、一般C2ロ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

3月27日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月30日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

6月27日、中3週で迎えた10戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神芝1600m 曇/不良）に出走。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳500万下の胡蝶蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

7月30日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた12戦目は、一般C2 C3（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2 C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

8月25日、中0週で迎えた14戦目は、一般C3ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したサダムキングに半馬身届かず2着となった。

9月16日、中2週で迎えた15戦目は、一般C3ハ（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキムタツボーロニアを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

10月4日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月28日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた17戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B4（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。12着に敗れた。