ベリンダアン（2017年生、母ミスアモン）

ベリンダアン（2017年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「イタリア語で『愛らしく輝く』に由来する人名+1(仏)」。毛色は青鹿毛。種牡馬のフェノーメノ（当時8歳）と交配したミスアモンが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡むかわ町、生産者は平岡牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C11。

経歴

デビュー前

1歳のとき、平岡牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって702万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、TURFレーシングによって270万円で落札された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

12月21日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったウインマリリンに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3歳（2020年）

2月8日、中6週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に敗れた。

3月8日、中3週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

3月20日、中1週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

9月5日、中3週で迎えた7戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

9月21日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中山ダート2400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に終わった。

11月8日、中6週で迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた10戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

4歳（2021年）

1月16日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

1月24日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラスの波佐見特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた14戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

3月26日、中4週で迎えた15戦目は、木之前葵騎手を鞍上に迎えて、一般C2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木之前葵騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木之前葵騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた18戦目は、メゾンドM杯（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で木之前葵騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5月20日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月17日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた21戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のシンゼンビクトリーをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月23日、中2週で迎えた22戦目は、内海特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は木之前葵騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

8月5日、中1週で迎えた23戦目は、一般C5（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したナツミフルーリーに半馬身届かず2着となった。

8月20日、中1週で迎えた24戦目は、テンパ-ド協賛と-の誕生日記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた25戦目は、祝!水谷拓也成人記念（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

9月10日、連闘で迎えた26戦目は、美女高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

9月17日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

10月29日、中3週で迎えた29戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、秋時雨賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた30戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、楓葉賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月26日、中1週で迎えた31戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、木枯らし賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた32戦目は、初氷賞（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山真一騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた33戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、大晦日特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

5歳（2022年）

1月14日、中1週で迎えた34戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は松本剛志騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた35戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。