カーリ（2001年生、母カーリセレス）

カーリ（2001年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栗毛。種牡馬のユートカイザー（当時7歳）と交配したカーリセレスが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は渡辺隆。戦績は、地方14戦2勝2着3回。2003年のハイセイコー記念(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安池成実厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2003年）

7月18日、デビュー戦は金子正彦騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 曇/重）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったハネダチアリに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月19日、中4週で迎えた2戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の新星特別（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、4着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の芙蓉特別（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったブルーエースを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月28日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドテンダーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月26日、中3週で迎えた6戦目は、2歳地方重賞のハイセイコー記念（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2004年）

1月14日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳ハンデ戦でオープンの若竹特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に敗れた。

10月22日、約9か月の休養明けで迎えた9戦目は、’04スパーキングナイターファイナル（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

11月26日、中4週で迎えた10戦目は、大雄山特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（7戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

12月22日、中3週で迎えた11戦目は、シンフォニー特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミステリアスゾーンをアタマ差振り切って2勝目を手にした。

4歳（2005年）

1月26日、中4週で迎えた12戦目は、猛虎特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（9戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったハッピーアデルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月10日、約8か月半の休養明けで迎えた13戦目は、稲村ヶ崎特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（10戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた14戦目は、紅葉特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（11戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。