バーキングウルフ（2005年生、母Forest Call）

バーキングウルフ（2005年4月4日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「吠える狼。狼の遠吠え」。毛色は鹿毛。種牡馬のHawk Wing（当時6歳）と交配したForest Callが11歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地18戦1勝、地方27戦2勝2着2回。2007年のクローバー賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月7日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のオースミマーシャルをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月25日、中6週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

9月8日、中1週で迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのコスモス賞（札幌芝1800m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

10月28日、中6週で迎えた4戦目は、2歳500万下のくるみ賞（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

11月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

3歳（2008年）

4月5日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。17頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた8戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた10戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

10月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、沙流川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のバンブーエルトリを3/4馬身振り切って久々の一戦をモノにした。

12月28日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の名古屋日刊スポーツ杯（中京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

4歳（2009年）

5月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の八ヶ岳特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた15戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の南相馬特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

8月16日、中5週で迎えた16戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の留萌特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

9月13日、中3週で迎えた17戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

11月14日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の相馬特別（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5歳（2010年）

11月5日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、銀杏特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

12月10日、中4週で迎えた21戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、船橋ファイナル2010（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

6歳（2011年）

1月4日、中3週で迎えた22戦目は、松竹梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

1月25日、中2週で迎えた23戦目は、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

6月1日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、行田忍城賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた25戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

8月17日、中7週で迎えた26戦目は、田中力騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月1日、中1週で迎えた27戦目は、昌志40歳バースデー記念（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中力騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7歳（2012年）

1月13日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた28戦目は、米倉知騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月4日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、小林靖幸騎手を鞍上に迎えて、サッポロ大地のZERO特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた30戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、クレマチス特別（門別ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた31戦目は、Aiba静内祭特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた32戦目は、水揚げ日本一羽幌産甘エビ特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた33戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、観光宣隊「しんとくレンジャー」特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた34戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、サイアーライン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた35戦目は、アルーダ日高西部特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

9月4日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた36戦目は、平取義経特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた37戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、紅葉月特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

11月4日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた38戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったカネトシロバストに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8歳（2013年）

7月21日、約8か月半の休み明けで迎えた39戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったワンダーストーリリに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中8週で迎えた40戦目は、小平健二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート900m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のツカサハピネスに4馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

10月19日、中3週で迎えた41戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小平健二騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

11月9日、中2週で迎えた42戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた43戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は石川慎将騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に終わった。

9歳（2014年）

2月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた44戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた45戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。