シルバーファーン（2018年生、母エレガンテココ）

シルバーファーン（2018年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「銀シダ。ニュージーランドのラグビー代表のエンブレム」。毛色は芦毛。種牡馬のダンカーク（当時12歳）と交配したエレガンテココが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。主な勝ち鞍は2022年の北川洋之「夢追いレシピ記念」(一般C19)。

経歴

デビュー前

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額1,160万円（2.9万×400口）で一口馬主が募集された。

尾形和幸厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月30日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた2戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

4月4日、中4週で迎えた3戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての17番人気で11番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

7月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で永野猛蔵騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた6戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月28日、中5週で迎えた7戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十一（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、最後はアッシュゲイルと並んで3着同着となった。

10月24日、中1週で迎えた9戦目は、10.31みんな投票しま賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、後続を2馬身以上離して、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、エイシンイチラクに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月8日、中1週で迎えた10戦目は、満腹だ!木下智史の金沢で食欲と協賛の秋杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、フォートワズワースにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月23日、中1週で迎えた11戦目は、柴田勇真騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月22日、中3週で馬体重を前走から19kg減らして迎えた12戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

4歳（2022年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた13戦目は、森島貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C16（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた15戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

3月16日、中4週で迎えた16戦目は、北川洋之「夢追いレシピ記念」（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のヒルノベルモンタに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月30日、中1週で迎えた17戦目は、デイジー賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森島貴之騎手（4戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた18戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で森島貴之騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって6着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた19戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、ウマ娘シンデレラグレイ賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は森島貴之騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた21戦目は、相続をちょっとシンプルに杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森島貴之騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた22戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森島貴之騎手（8戦1勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた23戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森島貴之騎手（9戦1勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に終わった。

7月25日、中3週で迎えた24戦目は、関本玲花騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったアンズビジンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

8月1日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本玲花騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスマートミニヨンに3馬身の差をつけて制した。

8月16日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関本玲花騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

8月23日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で関本玲花騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

8月30日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で関本玲花騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた29戦目は、鈴木祐騎手を鞍上に迎えて、ユーカリ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた30戦目は、キリン一番搾り賞（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木祐騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木祐騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた33戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。