ファイブエイワン（1995年生、母サンヨウジェラン）

ファイブエイワン（1995年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハンティングホーク（当時5歳）と交配したサンヨウジェランが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）フジワラ・ファーム。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の万代特別(500万下)。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1997年）

10月12日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3歳（1998年）

1月31日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3月15日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月3日、中2週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトリオレに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

6月28日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定4歳500万下のべにばな賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝2000m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、セイウンザンに交わされて1馬身差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを5馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘魂でしぶとく粘り込んで、最後は2着のターフジーニアスに3馬身の差をつけて優勝