スクリームイーグル（2005年生、母Mora Bai）
Scream Eagle
2005.02.08
スクリームイーグル（2005年2月8日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「鋭く鳴く＋鷲。人目を引く鷲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のSadler's Wells（当時24歳）と交配したMora Baiが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦1勝、地方17戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
萩原清厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2007年）
12月23日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は480kg。17頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。
3歳（2008年）
6月28日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモアスマイルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。
7月26日、中3週で迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。
4歳（2009年）
9月20日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。
12月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2500m 晴/不良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。
5歳（2010年）
4月10日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。
5月15日、中4週で迎えた7戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。
6月13日、中3週で迎えた8戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアマデウスに6馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。
6月26日、中1週で迎えた9戦目は、田瀬湖湖水まつりレース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスウィープザボードに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。
7月24日、中3週で迎えた10戦目は、十府ヶ浦砂音祭2010レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したポアントゥブルボンにハナ差届かず2着に甘んじた。
9月18日、中7週で迎えた11戦目は、盛岡十和田湖号運行開始レース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、タニノレジェンドに半馬身交わされて2着に敗北した。
10月2日、中1週で迎えた12戦目は、二戸トリコロールフェスタレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったエムアイルシェルに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。
10月30日、中3週で迎えた13戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、北の漁場網おこし体感レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るグラスバラードをクビ差だけ差し切って順当に勝利した。
11月15日、中1週で迎えた14戦目は、ひいらぎ賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。
12月27日、中5週で迎えた15戦目は、大野木工レース（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブライティアピアに交わされて2馬身差の2着となった。
6歳（2011年）
1月8日、中1週で迎えた16戦目は、「森は海の恋人」植樹祭レース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（6戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたゼットファースト決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。
5月21日、約4か月半の休み明けで迎えた17戦目は、ハヤチネウスユキソウレース（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着を確保した。
6月13日、中2週で迎えた18戦目は、石鳥谷まつりレース（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は高橋悠里騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。
7月2日、中2週で迎えた19戦目は、おめでとう平泉の文化遺産レース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（8戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のツルマルヤマトを3/4馬身振り切って5勝目をつかんだ。
7月30日、中3週で迎えた20戦目は、宮古 閉伊川レース（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（9戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルブツワイルドに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。
12月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、日本一の安代りんどうの郷レース（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に敗れた。
12月17日、中1週で迎えた22戦目は、奥州市職員奥馬の会 会長杯（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（11戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。
7歳（2012年）
4月14日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、秋田駒ケ岳レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず4着に終わった。
4月28日、中1週で迎えた24戦目は、ミヤマリンドウレース（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。