サンシール（2014年生、母クルールヴィオラ）

サンシール（2014年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時21歳）と交配したクルールヴィオラが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）カタオカステーブル。主な勝ち鞍は2018年の神奈川県アプリ・マイME-BYOカルテ杯(一般B2二 B3一)。

経歴

デビュー前

山下貴之厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2016年）

9月8日、デビュー戦は江川伸幸騎手を鞍上に据えて、2歳戦のアマリネデビュー（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。馬体重は465kg。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり6着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で江川伸幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブライトサーベルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

11月7日、中5週で迎えた3戦目は、2歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江川伸幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったイントゥゾーンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月5日、中3週で迎えた4戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグローリアスペルレに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2017年）

9月25日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の薄特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンボストンに8馬身の差をつけて休養明け初戦を制した。

10月26日、中3週で迎えた6戦目は、今日の煮込みは優売店で決まり!賞（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のレディヴォーカルに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

12月8日、中5週で迎えた7戦目は、船橋ファイナル2017（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカツカモに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2018年）

1月11日、中4週で迎えた8戦目は、初富士特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のパーソナルマキに1馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

3月2日、中6週で迎えた9戦目は、神奈川県アプリ・マイME-BYOカルテ杯（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で川島正太郎騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させてあっさりと抜け出し、最後は2着のシュンプウに3馬身の差をつけて獅子奮迅の6連勝を決めた。

4月4日、中4週で迎えた10戦目は、花衣特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島正太郎騎手（5戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

11月2日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、山崎良騎手を鞍上に迎えて、スポーツニッポン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた12戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎良騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。