トーアリズム（2011年生、母トーアライトニング）

トーアリズム（2011年2月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋強弱・明暗・遅速などの周期的な反復」。毛色は鹿毛。種牡馬のソングオブウインド（当時8歳）と交配したトーアライトニングが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。主な勝ち鞍は2017年の一般C3六七。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月14日、デビュー戦は伴啓太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は472kg。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

3歳（2014年）

2月2日、約3か月半の休み明けで迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚が止まってしまい12着に終わった。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は伴啓太騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

5月3日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で伴啓太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

7月5日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で伴啓太騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月3日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

9月7日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

10月28日、中6週で迎えた8戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4歳（2015年）

1月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、一般C3八九イ（船橋ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2月10日、中3週で迎えた10戦目は、一般C3七八（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月10日、中3週で迎えた11戦目は、竹口飛翔ハーフバースデー記念（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3五六（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、伸びてきたウイニングフェイス決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

6月18日、中5週で迎えた15戦目は、一般C3三（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

7月20日、中4週で迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3四（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では賦性の負けん性を発揮してゴールまで落伍することなく走り切ったがが、3着に終わった。

9月9日、中6週で迎えた17戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のライオットシールドを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

10月8日、中3週で迎えた18戦目は、船橋酒場青空2周年とちょっと記念（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

11月12日、中4週で迎えた19戦目は、一般C3（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた20戦目は、一般C3（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦1勝）。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

5歳（2016年）

1月20日、中2週で迎えた22戦目は、県ブランド認定船橋スズキカップ（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

2月16日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3十十一（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた24戦目は、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月20日、約4か月半の休養明けで迎えた25戦目は、一般C3五六イ（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた26戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、夏は乗馬のベストシーズン!クレイン千葉杯（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、3着に入った。

9月6日、中3週で迎えた27戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（8戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したウニヴェルソを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月27日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで敢闘したが、ジュニアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月5日、連闘で迎えた29戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って9着に敗れた。

11月9日、中4週で迎えた30戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月7日、中3週で迎えた31戦目は、一般C3二三イ（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

6歳（2017年）

1月1日、中3週で迎えた32戦目は、一般C3十四十五十六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて、最後は2着のベニノエクスプレスをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

1月9日、連闘で迎えた33戦目は、一般C3十十一（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（12戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

2月8日、中3週で迎えた34戦目は、一般C3八九（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（13戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったフィールソーグッドに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月22日、中1週で迎えた35戦目は、一般C3七八九（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（14戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた36戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（15戦2勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた37戦目は、一般C3六七（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（16戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ゴッドフュージョンに交わされて7馬身差の2着となった。

7月23日、約3か月半の休み明けで迎えた38戦目は、ハートビートナイタークリーン大作戦賞（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（17戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた39戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（18戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた40戦目は、一般C3六七（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（19戦2勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のコウジンシュリーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月1日、中0週で迎えた41戦目は、一般C3四五（船橋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（20戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた42戦目は、一般C3二三ア（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で酒井忍騎手（21戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた43戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず5着に敗れた。

10月26日、連闘で迎えた44戦目は、一般C3二（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアメジストデューにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。