レスターパーソン（2003年生、母ハートフルソング）

レスターパーソン（2003年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「カナダの空港名」。毛色は鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時18歳）と交配したハートフルソングが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方10戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月18日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

4月8日、中2週で迎えた2戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4月30日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

9月3日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず最後はセフティートキメキと並んで9着同着となった。

10月24日、中2週で迎えた7戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミスチバスペニーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月15日、中2週で迎えた8戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツリダヒトミに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月7日、中2週で迎えた9戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月31日、中7週で迎えた10戦目は、一般C14（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスノーウィンドウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は6馬身の差をつけて制した。

2月22日、中2週で迎えた11戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉地学騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマジックポーに2馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

3月29日、中4週で迎えた12戦目は、座禅草特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉地学騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマジックポーに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

4月20日、中2週で迎えた13戦目は、チューリップ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で倉地学騎手（6戦5勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったカモンネイチャに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月25日、中4週で迎えた14戦目は、しゃくなげ特別（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で倉地学騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミタカキイタカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月11日、中6週で迎えた15戦目は、あさがお特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で倉地学騎手（8戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったウイニングラッセンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

9月21日、中9週で迎えた16戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で倉地学騎手（9戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。