マツリダヒトミ（2003年生、母オロール）

マツリダヒトミ（2003年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋瞳」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時8歳）と交配したオロールが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は青森県、生産者はワールドファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方39戦11勝2着11回。主な勝ち鞍は2006年の3歳C3。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ワールドファームから「八戸10月市場サラブレッド当歳」に上場され、高橋文枝によって210万円で落札された。

中野栄治厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

12月17日、デビュー戦はD.ボニヤ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3歳（2006年）

1月9日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

4月17日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

5月8日、中2週で迎えた4戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタイアルディー決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた6戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトレジャーバッハに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

6月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたモンヨシゴールド決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のティムショールを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

7月25日、中1週で迎えた10戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブロッサムレディーをアタマ差振り切って制した。

8月8日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のスーパー兄お誕生日記念（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アグリカフェーに交わされて1馬身差の2着となった。

9月26日、中2週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた17戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレスターパーソンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月29日、中1週で迎えた18戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた19戦目は、一般C13（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したロングコジーンを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

4歳（2007年）

1月3日、中1週で迎えた20戦目は、梅ちゃん結婚おめでとう（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

1月17日、中1週で迎えた21戦目は、一般C15（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で吉田稔騎手（9戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したギブミーアチャンスを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月31日、中1週で迎えた22戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトップデラッキを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

2月6日、連闘で迎えた23戦目は、一般C16（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヒシエンジェルを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るノボリブライアンを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた26戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイワンスターを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

4月13日、中1週で迎えた27戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、丁子桜特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月10日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 雨/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウエヘウエヘを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月25日、中1週で迎えた29戦目は、しゃくなげ特別（名古屋ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（6戦3勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた30戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（7戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーレディに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

6月21日、中1週で迎えた31戦目は、なつつばき特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（8戦4勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた32戦目は、祝!征太郎&恵利子結婚記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマノマイラヴをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

7月31日、中2週で迎えた33戦目は、ひまわり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（10戦5勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナシュータックに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

8月8日、連闘で迎えた34戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大畑雅章騎手（11戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアースジャンヌを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

9月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、ホウセンカ特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったファストシャラポワに詰め切れず、7馬身差の2着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた36戦目は、なでしこ特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（12戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた37戦目は、一般B3（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（13戦6勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、抜け出したカンドーレに半馬身届かず2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた38戦目は、一般B2（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（14戦6勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のテーマミュージックに1馬身半の差をつけて優勝

10月26日、中0週で迎えた39戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（15戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエプソムキララを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月14日、中2週で迎えた40戦目は、静岡県畜産振興特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（16戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた41戦目は、一般B2（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大畑雅章騎手（17戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。