トレジャーバッハ（2003年生、母ゴールデントレジャリー）

トレジャーバッハ（2003年3月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「宝＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時6歳）と交配したゴールデントレジャリーが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方6戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳B3。

経歴

デビュー前

伊藤圭三厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月13日、デビュー戦は小野次郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1300m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた2戦目は、K.ファロン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

12月24日、中3週で迎えた3戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3歳（2006年）

3月27日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた4戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアクアマリンフラワー賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に敗れた。

5月29日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマツリダヒトミを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳C3（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で村松学騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤクモコンドルに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月25日、連闘で迎えた8戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイオラクルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

7月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳B3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るインペラトルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳B2（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に敗れた。