アースジャンヌ（2003年生、母アンバースイート）

アースジャンヌ（2003年5月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋『ジャンヌダルク』より」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時16歳）と交配したアンバースイートが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は名古屋鎮一。戦績は、中央平地8戦1勝、中央障害1戦0勝、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月5日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

3月19日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月2日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のサークルチェンジをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

4月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の水芭蕉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。

12月3日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦1勝）。18頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚が止まってしまい18着に終わった。

4歳（2007年）

1月21日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦1勝）。18頭立ての17番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では今一つ伸び切れず16着に終わった。

2月10日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の小石原特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦1勝）。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

4月1日、中6週で迎えた8戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

5月20日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた10戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月11日、中2週で迎えた11戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B9（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のティータイムに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

7月27日、中1週で迎えた12戦目は、青桐特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた13戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたマツリダヒトミ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月4日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた15戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したサンキンスウォードにアタマ差届かず2着に甘んじた。