レッドコーラル（2019年生、母ドリームデュネット）

レッドコーラル（2019年5月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「赤珊瑚。幸運をもたらす」。毛色は栗毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時16歳）と交配したドリームデュネットが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は浦河日成牧場。主な勝ち鞍は2022年の高崎ハム賞(一般C2四)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

10月9日、デビュー戦は松本大輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は450kg。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、スマートプレジールに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中9週で迎えた2戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

4月16日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/重）に出走。鞍上は松本大輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

5月21日、中4週で迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

6月18日、中3週で迎えた6戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた7戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

8月14日、中4週で迎えた8戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。17着に終わった。

2022年8月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月20日、中4週で迎えた9戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

11月22日、中8週で迎えた10戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、高崎ハム賞（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のライヴガーネットに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2023年）

1月10日、中6週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の吉見町町制施行50周年記念賞（浦和ダート800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

3月20日、中9週で迎えた12戦目は、弥生特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は本橋孝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5月29日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、一般C1八（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本橋孝太騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて楽々と抜け出し、最後は2着のブレディバンチに4馬身の差をつけて2勝目を収める

7月19日、中6週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた14戦目は、一般C1七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本橋孝太騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた15戦目は、甲武信ヶ岳特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本橋孝太騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月20日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、一般C1五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で本橋孝太騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5歳（2024年）

3月21日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、一般C2六七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

4月11日、中2週で迎えた18戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、ホール・イン・ワン賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

4月25日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。