ユニヴァースパール（2012年生、母アロングザシー）

ユニヴァースパール（2012年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「父名の一部＋真珠」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時12歳）と交配したアロングザシーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方16戦5勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上C2-5。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、DavidRedversによって1,365万円で落札された。

中内田充正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月20日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3歳（2015年）

8月2日、約10か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月26日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 29（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したアンフィシアターに半馬身届かず2着に敗北した。

10月10日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C2-20（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず3着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C2 21（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクラウンログラールに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月22日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2016年）

6月18日、約7か月の休み明けで迎えた8戦目は、4歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スターブリーズにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

7月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（5戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイショウコウテンに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（6戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のバトルサクヤコに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

8月14日、中3週で迎えた11戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、SAGAジョッキーズグランプリトライアル（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は田中直人騎手（7戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサルタレロに5馬身の差をつけて制した。

9月17日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中直人騎手（8戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く粘り続けて、最後は2着のクイズリングテラスをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

10月1日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中直人騎手（9戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ペイグラブルに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月15日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中直人騎手（10戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

10月29日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で田中直人騎手（11戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

11月12日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で田中直人騎手（12戦5勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

12月18日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で田中直人騎手（13戦5勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

5歳（2017年）

1月4日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で田中直人騎手（14戦5勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。